まるで和風クリームシチュー?
粕汁と聞くとあからさまに嫌な顔をする人やパッと瞳を輝かせる人とわかりやすく分断された反応をする人が多い位、好き嫌いの分かれるメニューのひとつです。
また子供の頃は苦手だったが大人になってから、嗜好、味覚が変わったという人もこれまたたくさんいらっしゃいます。
特に粕汁にもこの傾向が多くみられ、更には、酒粕を使った他の食品・料理全般がイケる人、イケない人も嗜好が複雑に絡み合っているようです。
「え?じゃあ甘酒も飲めないの?」
「ううん、甘酒は好きー!」
またその逆も然り、
「冬は甘酒美味しいよねー。
「いやだ!あんな甘くするの気持ち悪い。」
…..
で、やってみたら美味しかったシリーズ。
お子様(お子様寄り?の味覚)にも美味しく召し上がっていただけそうなアレンジをご紹介いたしましょう。
その名も…
白い豚汁
【材料】
豚汁の材料
ごま油 材料を炒め、香りをつける。
砂糖 少々 入れなくても良い。お好みで。
日本酒 少々
醤油 少々 ほんの少しお好みで。
水 作りたい分量に合わせて適宜。
だしの素 適宜
すりごま 少々 栄養価を上げるトッピングとしてお好みで。
酒粕 作りたい分量に合わせて適宜
白みそ 酒粕の分量に合わせて適宜
[su_animate type=”shake” duration=”5.5″ delay=”1.5″]白みそ[/su_animate]
がミソです。
【作り方】
鍋にごま油をひき、豚肉他豚汁の材料を炒める。
砂糖少々をまぶして炒め、肉の色がほぼ変わってきたら、日本酒をジャッとまぶす。醤油も軽くチャッとまぶす。
適量の水とだしの素、酒粕を入れて野菜達が柔らかくなるまで煮る。
煮えたら白みそを加える。さらに少々煮る。
※白みその甘さがあるので、炒める時の砂糖はお好みで加減して入れると良いです。
できあがりをお椀によそったら、すりごまをふる。
※その他彩りに大葉等を散らしても良いでしょう。
何度か作るうちにオリジナルの黄金比率が見つかるはずです。
豚肉の脂の甘味と酒粕、白みそが好相性ですが、お肉を鶏肉にしてみたり、自分好みにカスタマイズしていくのも良いでしょう。
寒い冬の献立にきっと小さな笑顔を届けてくれるでしょう。
メインが焼き魚などの時にもおすすめです。
が、粕漬けのお魚だと何だか“粕御膳”みたいになるでしょう。
酒粕には様々な用途や恵みがある故、人をののしる時に
「このカス‼」
などとは絶対に言いたくないものです。